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2016年6月23日(木) 『ジャズは管楽器でフォローする、ピアノは?』

今週は、ポールデスモンドの気持ちの良いサックスの聞ける、名曲「テイクブァイブ」を聞きましょう。

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今週のエッセイ
ジャズに捧げるオーディオからの10章その4
『ジャズは管楽器でフォローする、ピアノは?』

 

前回はジャズを聞く「場」について触れましたが、今回は、では何をどう聞くか、について考えてみましょう。

ジャズと言ったら管楽器を聞いて欲しいと思います。

時代とともに変わってきたジャズは、サックスやトランペットなど管楽器による音楽の歴史と言えるでしょう。

往年の奏者で、私が好きなのは、ポールデスモンド、ズートシムス、トローンボーンのカーティスフラーなどのバップを代表する、ウェストコーストのノリの良いジャズメンです。

大御所マイルスデイビス、クリフォードブラウン、チャーリーパーカーなどもきっちりとマークしましょう。

どうして管楽器に注目するかというと、まずジャズの起源が、南北戦争が終了して軍隊から放出された管楽器を、ニューオリンズの解放された黒人の人たちが手にとってデキシーを始めたことにあります。

ニューオリンズからミシシッピー川を蒸気船で遡りシカゴに着いて、ニューヨークに辿り着き発展したのです。

もう一つここが重要なのですが管楽器は基本は単音楽器ですから、和音は作れません。

したがって、ベースやドラムや、もちろん複数の管楽器の編成でもいいのですが、誰かとコンボを組まないとジャズになりません。ここでの人と人とのコミニュケーションからジャズの多様性が生まれたのです。

ピアノは、複数の音が自分で出せて、基本は他の楽器の助けを借りなくてもジャズになってしまいます。

この優位性は音楽の発展では逆にでて、閉鎖的な世界を作っているようにも思います。そうは言っても、そういった世界の味わいもありますし、ピアノでもコンボの世界はあります。

ジャズピアノではオスカーピーターソン、ビルエバンスからバドパウエル、秋吉敏子もいてハービーハンコック、キースジャレットという名ピアニストがいますが、それは後日触れることにしましょう。

話は戻って、管楽器は一人ではジャズにならない悲しい宿命です。
だからこそ、離合集散を繰り返す中で管楽器では多様なジャズ表現が生まれてきたのです。

チャリーパーカーなどの速い演奏のジャズになれたある日本の評論家が、スローなクールジャズの到来に気がつかず、早弾きをしない「マイルスデイビスは下手くそだ!」と評価した話は有名ですね。

そうではなくて、マイルスデイビスの出現は、ジャズを大きく変えた転換点だったのです。そして、1960年代のフリージャズでは文学など他の芸術分野と結びついて、まったく新しいジャズを作ったのです。

※写真はイメージです

私の好きな管楽器はサックスです。

ポールデスモンドとかズートシムス。ポールデスモンドが1924年生まれ、ズートシムスが1925年生まれの同一年代です。

ポールデスモンドはデイブブルーベックとやったテイクファイブで有名です。ズートシムスは若干マイナーな、知る人ぞ知るテナーサックス奏者なのですが、是非お気に入りのアーティストに加えてください。

何故サックスかというと、サキソホンは最も人間の声の帯域に近い楽器である、と言われています。

ジャズボーカルも外せない私にとっては、そんなサキソホンは最高に心を癒してくれる音楽なのです。

彼らの、力を抜いたため息のような演奏が好きなのです。

今日の音楽でも、ポールデスモンドのため息のような演奏が聴けます。

テイクファイブで各パートのアドリブがドラムで終わったところから再び始まるテーマのメロディーを、サックスが演奏します。最初のメロディーを奏でる部分と、この4分22秒からからの濡れてしたたるようなサックスは聴きどころです。

ところで、管楽器について書くと、大御所マイルスデイビスやハードバップのアーティストに触れなければいけませんね。
マイルスデイビスは、「枯葉」など一般的なスタンダードナンバーを演奏しても味があり、グッとくるものがあります。先ほども書店でBGMにマイルスのスタンダードナンバーがかかっていて、聞き惚れてしまったところです。

ところで、ポールデスモンドはサンフランシスコ出身のボヘミア系のユダヤ人です。

ジャズというと、ブラックミュージック、というイメージがありますが、ジャズを作り上げた人達には、社会的にマイナーな人達や下層の人達がいます。ユダヤ人と、もう一つはイタリア人が大勢関わっていることは覚えておいて欲しいと思います。イタリア人もアメリカ社会では底辺を構成するマイナーな人達なのでした。

サックスという楽器と、人種的なジャズの構成者について触れましたが、これでジャズをもう少し深く聞いていただければと思います。

✳次回は、管楽器やボーカルがソースとして必須のジャズですが、これをオーディオはどのようにスピーカーから再生してきたか、について考えてみたいと思います。
オーディオでジャズをジャズらしく聞くために。ご期待ください。

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