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第92回:2016年7月7日(木) 『評論家についての考察』

今週は、1957年の傑作、ソニー・ロリンズのサキソホン・コロッサスを聞きましょう。

短いので、ぜひユーチューブで再検索して全曲聴いてください。

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今週のエッセイ

ジャズに捧げるオーディオからの10章その6
『評論家についての考察』

 

今週は、評論家について考えてみましょう。

音楽、美術、自動車、オーディオなど、創造的モノつくりの文化的活動の担い手として、評論家は不可欠の存在です。

様々な面から評価することで、新しい価値を見出したり、既存の評価を覆したりする場合もあったりして、ものつくりをより多様で深みのある世界に持っていきます。

私は音作りの世界に関わってきましたが、よい音を作る作業とは、別の面では雑誌によく書かれるために評論家とよい付き合いをする、ことも大切な仕事でした。

今日は、そんな私の経験からで恐縮ですが、評論家を隣人として、音楽の世界をより深く味わうことを考えてみましょう。

まず書いておきたいのは、評論家を評価するということです。

どのような評論家でもその人の意見に耳を傾ける時には、彼の出自や本職は何かとか評価傾向を確認する事は必須です。

モノ造りで評論家と付き合う時は、評論家対策が命取りになる事はしばしばあるのです。

友達を作る場合と同じように、ポジティブな面とネガティブな面があるのは仕方のないことで、裏切られても納得できるように両極を理解すること、彼の世界に踏み込み過ぎないことです。

卑近な例で言うと、最近宇野功芳さんという合唱指揮者でクラシック音楽の音楽評論家が、86歳で亡くなりました。

彼のレコード評価はズバズバ切り込んで、良否を明確に書くことで知られていました。

そんな歯に衣を着せぬ評価には、快哉を叫ぶ読者がいる一方、嫌な思いをした読者もいたようです。

しかし、彼の出自と執筆のスタンスを知れば、それも納得できるところがあります。

彼の父親は、漫談家の牧野周一さんなんですね。ポール牧さんとか牧伸二さんが一門にいて、そういった面では、世事に長けていたのか、なんて思います。

ネットのウィキペディアには、こんなことも紹介されていました。

宇野功芳さんは「音楽評論を本業と思ったことは一度もない。いつクビになっても構わないけど、合唱指揮者だけはクビになりたくない」といっていたとのこと。

こういった姿勢が、自身の本心をそのまま書く評論のスタイルになっていたように思います。

さて、今回はジャズに関して、ジャズの評論家について書いておきましょう。古いところでは、岩波洋三さんなどはどうでしょう。

2010年まで、ジャズと言えばこの雑誌という、スイングジャーナルという雑誌があったのですが、この雑誌が1947年に戦後創刊されたときの編集長です。

1965年まで勤めて、その後はフリーの評論家として活躍したり、大学の講師をしました。

ジャズ史は様々な人が書いていますが、彼はスイングジャーナルという雑誌、社会の公器を使ってジャズを日本に普及させた人にふさわしい書き方をしています。

彼は、毎年必ずニューヨークに行って本場のジャズを聴いていたとのことで、そういった面からも確かに説得力があります。

下写真に紹介した、「これがジャズ史だ(その嘘と真実)」は歴史を知り、その中からオススメの曲を選んで聴くにはよい本です。

もう一つ、寺島靖国さんはこのシリーズでも紹介しましたが、吉祥寺ジャズ喫茶「メグ」を経営しています。

さすがに店で曲をかけている日常活動の中から書いているだけあって少々偏っていますが、ジャズにかける熱いものがあって、説得力があります。

寺島さんは、1957年頃のジャズの当たり年にウェストコーストジャズで、ジャズに目覚めたとのことです。

1957年は、名盤の多く生まれた年で、ソニー・ロリンズの「サキソホンコロッサス」やアートペッパーの「ミーツザリズムセクション」、ジョンコルトレーンの「ブルートレイン」が生まれています。

この辺りは、「ジャズジャイアンツ名盤はこれだ!」に書かれています。
安原顯さんとの対談で構成されているこの本は、軟派の安原さんに対して寺島さんの硬派ぶりが読み取れて、楽しみながら二人のジャズの世界が分かる本です。

恋愛の世界と同じように、一度誰かにはまってみるのも本当のことを知る道ですね。

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