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2017年5月11日(木) 『音づくりの研究「言語構造から読み解く 英語圏仕向けと日本用スピーカーの音の違い」』

今週の音楽
ジャズのスタンダードナンバー、テネシーワルツをホリーコールで聞きましょう。
有名な歌ですが、オーディオ関係者は何と言ってもこの人ですね。

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今週のエッセイ

『音づくりの研究』
言語構造から読み解く英語圏仕向けと日本用スピーカーの音の違い

言語構造の違いから、アメリカ、イギリスなどのマーケットで売るためのスピーカーと、日本市場用のスピーカーは、音作りに違いがある、という話をしましょう。

早速ですが、英語と日本語の聴感上の違いを聞いてみましょう。このYouTubeは以前にも紹介したものですが、八代亜紀さんがニューヨークの有名なジャズクラブであるバートランドで一夜のステージを催した時のビデオです。

YouTubeでお聞きください。

このとき彼女は、英語の歌と日本語の歌を歌ったのですが、ここでの言語による音の違い、音楽の違いはまさに、それぞれの国向けのスピーカーに反映される内容を持っています。

両国語の言語による周波数特性や響きの違いに注目して聞いてみてください。後半では、日本好きのヘレンメリルも共演していますのでそこも見ものです。

違いはどこにあるでしょう。

このユーチューブを見ると、音の違いは
・英語では周波数特性が高域に集っている。英語は母音にシュッシュ、という擦過音やパピプペポなど破裂音が付きこの音は高域にあるためです。当然このジャズクラブは英語用に作られているのでちょうど良いバランスです。

・一方日本語の歌では、バランスが中低音に寄っていて母音が目立つ。これは、日本語では母音は子音による変化が少なく、母音がそのまま語尾に残るため、という点にあります。

要するに
・英語では破裂音や擦過音が多いので子音が強調される。
・日本語では母音で言葉が構成されるため、中低音が重要である。
と言えます。

この結果から
・英語向けのスピーカは、高域の特に擦過音を綺麗に表現することが要求される。→高域を薄くした方が良い傾向にある
・日本向けでは、母音をこもらずしかも厚みを持って、やや輪郭を強調して表現する必要があるので→中高域が強調される傾向にある

ここでは主にスピーカについて書きましたが、このバートランドというジャズクラブのように、部屋も英語のためにはややデッドに、日本語のためにはややライブが良い、ということにもなりますね。

essey_20170511

ところで、言語学的に日本語の特徴について、小島慶一著の音声ノート(ことばと文化と人間と)にはこう書かれています。
・「日本語は母音の割合の多い言語といえる」
といわれ、その母音は
・「日本語の母音の特徴は調音(子音による音の変化)の範囲が、フランス語や英語に比べると狭いこと、(中略)である」
とのことです。
母音は呼気流が閉鎖や摩擦などのような障害を受けずに調音される音であり、その結果、響きに安定性がある。音響学的には周期的振動を持つ楽音をいう。(中略)母音は言葉の響きを特色づけるのに役割を果たし(後略)とあります。

オーディオメーカーは、製品の音作りでは、このような市場ごとの音楽の特徴に合わせて音作りを変えます。と言っても、明確な周波数特性などの指標があるわけではなく、音作りに合った音楽ソースを入手して、その曲がよく聞こえるように音チューニングをします。

音楽ソースとしてはこんなのを使います。

まず、
・現在、現地市場でユーザーがよく聞く曲を使います。
・それに加えて、その会社で一般的に使われている音楽ソースを使います。これはクラシック、ジャズ、ポップスなどですが、商品の価格帯によって音楽ソースにジャンルの違いはでます。
若者用ではクラシックは少なくポップスが多く、高額のものでは本格的に音楽を聴く人のためにジャズ、クラシックが多くなります。

結局は、音楽ソースが決めてなわけです。

私の今までの経験からも、このように音楽ソースでの音の違い調整は、ハズレがないのです。

*注:今回の、日本用と英語圏用のスピーカの音作りの違いは、私の経験から、強調して書きました。ここまでの違いを持って、スピーカーを作るケースは少ないことは、御了解ください。

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