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今週の音楽
美しい曲を聞きましょう。モーツァルトのクラリネット協奏曲です。
モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
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今週のエッセイ
私も前期高齢者として
<今回のポイント>
◯年相応の聴覚の衰え
◯加齢での聴覚劣化で、「音質も分からなくなりますね」といわれるけれど。
今回は、私も前期高齢者なので、1高齢者としての日常の聴覚と、音に関わる人生でよく言われたことを書いてみましょう。
毎年の健康診断での聴覚検査では、劣化はあるものの、問題ない範囲だと言われています。日常的に感じるのは、大きな音に対して過敏になり、通常の音量よりも少し大きいだけで避けたくなります。
この現象は専門的には、ダイナミックレンジが狭くなった現象で、鼓膜や有毛細胞の柔軟性がなくなって、少しでも大きな音が入力すると動きが悪くなってしまう現象だと思います。
また、今年還暦になる7つほど若い家内より、テレビの音量は2メモリぐらい大きい方で聞きたい感じがあります。これなどは、少しづつ老人性の劣化が始まっている証拠かもしれません。
ところで、現役の頃から、
「もう、高域の聴覚が劣化しているから、音質はわかりませんよね!」
と度々言われました。
音を評価することと、聴覚の性能について考えてみましょう。
これに関しては、チョット違うと思います。音質に関しては、歳をとるほど解ってくる、ところがあります。補聴器をして音質評価をしていた評論家がいた、という話があるくらいです。
音質評価というのは頭脳的な大脳の作業であり、経験の中から大脳に、良い音、という経験が蓄積されていて、その情報と今聞こえた音を比較する作業です。レビュー(review)、と言うくらいで、見直す作業ですから、経験が必要なのです。
勿論、聴覚の性能が良いほうが良いのですが、高域の特性が劣化したと言っても、6dbとか10db下がっても聞こえているわけで、レベルは小さくてもその帯域の状況は判断できるのです。
勿論、若い人が判断する”いい音”の世界もありますが、そこには多分に才能、という要素があるように思います。
因みに、私が”音がわかるようになって良い製品ができるようになった”と思えるようになったのは、37歳の時で、スピーカーとアンプをそれぞれ10年近くずつ経験してからのことでした。37歳でようやく処女作と言える製品で高い評価を取ることができました。
音に限らず、味覚、視覚、など感覚や芸術の世界では、関係する生理的な感覚器の劣化よりも、そこに関係する大脳の働きのほうが重要な役割を果たすのではないでしょうか。
先日のテレビでは92歳の料理研究家が現役で出演して美味しい料理を作り、出演者を楽しませていました。
一般的に、若い人たちが活躍する感覚や芸術の世界では、明快な表現が素晴らしい効果を出しますが、経験を積んだ人が作る作品は中間的な滲み出るような味わいが特徴ではないでしょうか。
前述したように、若い人の才能による表現と、経験を積んでようやく表現できる世界には、いろいろ面白い見方がありますので、それは後日の話題としましょう。
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