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2018年3月15日(木)『平昌オリンピックによせて:武田鉄矢氏の “悟り”の世界』

今週の音楽
今回は辻井伸行さんのラ・カンパネラを聞いてみましょう。
この曲は、天才ピアニストのリストが作曲したもので、”パガニーニの「鐘」による華麗なる大幻想曲”と名付けられています。
多分、ムジークフェラインザールにおけるアンコールで演奏されたものの様ですが、辻井さんの演奏感じられる一種の「静けさ」は、今回のエッセイのテーマに通じるものがあると思います。

辻井伸行、ラ・カンパネラ (於:ムジークフェラインザール)

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今週のエッセイ
平昌オリンピックに寄せて
武田鉄矢氏の “悟り”の世界

前回に続いてアスリートの「競技を楽しむ」心理構造に迫ってみますが、今回はもう少し範囲を広げて、物事に「熱中する」ことの心理構造を考えてみましょう。

以前に、車を運転中にラジオのトーク番組で、俳優の武田鉄矢さんがこんな話をしていました。
『ゴルフの練習をしていて、ボールを打ち続けている。最初は上手くいかないから必死にボール打つことしか意識にない。しかし、ある程度打ち続けると、ふっと、風の冷たさやまわりの景色が、打ち続けながらも心に入ってくる。その頃には、ボールも上手く打てるようになっていて、自然なスイングをしながら流れるようにボールを打てている。この、ボールを打ちながら世界を感じている状態は、一種の「悟り」の世界だ。』と。

上手くまとめてある話で、多分彼は何処かでヒントを得たのでしょう。
仏教などの「悟り」には、もっと深淵な内容があると思いますが、取り敢えず私のような凡人には、このくらいの「悟り」の世界がわかりやすいと思います。
前回、「競技を楽しむ」ことは、心の中にいるもう一人の自分が、一生懸命競技をしている自分を見つめて「楽しんでいる」心理構造だと理解し、このもう一人の自分が自分を見つめている心理構造を「メタ認知」としました。この、メタ認知から、「悟り」の世界を解説してみましょう。

武田鉄矢氏の「悟り」の中にある、打ち続ける自分と、それを見て世界を感じている自分の関係は、まさにメタ認知の世界でしょう。
このメタ認知の世界でも、打ち続ける自分も見ている自分も基本は打つことに集中していなければなりません。
邪念なく、そのことに集中していることで良い結果が生まれます。
このように、集中しているメタ認知の「悟り」の世界は、スポーツだけでなくモノ創りの世界でも同じです。

例えば、私の仕事で、「良い音」を作ろうとする時、競合品を凌駕して打ち負かそうとか、「良い音」を作り上げて良い評価を取ろうと努力しているあいだは「良い音」はできません。
「良い音」を作ることが最終目標であっても、どういう音を作るのかしっかりと心にイメージできていなければ、良い音は作れません。

そこまで、最終目標を自分の中に作り上げます。
例えば「良い音」の目標が、バイオリンの音の時、その音の目標を具体的に名器ストラディバリの音と捉えて、ひたすらストラディバリによる演奏を聞きまくり、心の中にその音を宿します。
そうして、その音を実現するためにはひたすらにストラディバリの音を実現するための、言わば「虫」になるのです。「虫」になって他のことは考えない。

競合品を倒そうとか、良い評価を取ろうという邪念は、一旦忘れて、音に専念します。その時の心は、宗教の様にストラディバリの音だけを心に念じ試作品の音を聞きます。その時の心には、ある種の静寂が訪れて世界とか、宇宙の広がりを感じます。それは一種の「悟り」の世界と言えるでしょう。

ヒトは、物事に熱中ている時、何を考え身体はどうしているか、或いは熱中して何かを実現しようとする時、心と身体をどうしたらいいか、というテーマに、近年の心理学の研究は回答をもたらしていめす。

それは仏教の座禅の呼吸法などにも通じるものがあると、報告しています。
「悟り」の世界に至るこれらの方法については、また、別の機会にお話ししましょう。

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