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2016年11月17日(木) 『誰にでもわかりやすく「良い音とは何か」4』

ユーチューブで私が影響を受けた評論家の録音がでて来ました。軽いジャズですが、それを聞いてみましょう。

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今週のエッセイ

誰にでもわかりやすく「良い音とは何か」
第四回 「音の記憶」

 
・自分の中に、どの様に音の世界を構築したか
・日々の製品音作りでの「音の記憶」のあり方

「誰にもわかりやすく・・・」ということでエッセイを書いてきましたが、今回でとりあえず「ひとくくり」としようと思います。

そこで、今回の最後のテーマとして、私が自分の中に、「高音質の世界をどう築き、それをどう実践して高音質オーディオ機器を設計したか」について書いてみようと思います。

まず、自分の中に高音質の世界をどう構築したか、の始まりは、どこで高音質の世界に接したか、から始めましょう。それは、欧州の音楽性を理解しているオーディオ評論家の音を聴くことから始まったのです。
オーディオ評論家にも幾つかのタイプの先生がいました。その中に純音楽派とでも言うような、ムジークフェラインザールで実際に音を聞き感激して評論家をなさっていたグループがありました。
録音をしてレコードも出していた先生もいて、そうした先生宅に製品を持ち込み音を聞いていただき、ついでにその先生の自慢のシステムの音を聞かせていただいているうちに、「こうあるべき」という音のパターンが出来てきました。

実際にムジークフェラインザールでコンサートを聴くのは音造りの仕事がうまく行くようになってからのことでしたが、私の中に出来上がったその音が、ムジークフェラインザールの音と酷似していたことには自分ながら驚きました。もちろん、実際に聞いたムジークフェラインザールの音は想像以上で、落涙の思いでした。

最初の欧州向けのアンプで高評価を取ったのは、1987年37歳の時でした。
世の中には、天才肌の人がいて自分の感性で世界を構築し素晴らしい製品や芸術をする人がいます。
一方、いろんな経験を積んである年齢に達してからその世界で認められる作家がいます。

私は明らかに後者でした。もっとも、入社当時は単に、音楽が好きだ、という動機この道に入ったのですからオーディオや音の世界を一から学ぶ必要があったので仕方のないことだったのです。
先輩や製品企画の人たちと関わる中で音の世界を理解し、評論家先生のところに伺う中で培ったわけです。

その中で自分自身として大事にしたのは、「なぜそうなるのか」という音に対する疑問でした。
その低音が良いのは音楽的になぜか、その「良い音」は理論的に解説するとどうなのか、オーディオ機器ではどうしたらその音ができるか、などなど、です。

しかし、1987年以前の私は、とてもそれの対する答えを出すこともできずにいましたが、少しづつ音に対する確信を築き音の世界を構築したのでした。

音について、これで良い、と自分でも納得し、周囲に対しても話をすることができるようになったのは、37歳で欧州で評価されてからでした。
その後は年に一度は渡欧するという仕事のパターンになりましたが、その中で自分の中にある音の世界を、低音はどう、高音はこうあるべきだ、と試行錯誤しながら過ごした日々だったのです。

音を記憶し、良い音を作る、作業にはこの、「なぜか?」という音の理由付けを明確にすることが、私としては、最も大事なことだったのです。少なくとも自分の中でその回答を持っている、ということです。

音の記憶、について書き始めましたが、私はこの仕事を始めた、40年ぐらい前からのいろんな製品の音やコンサートの音、コンサートホールの音はだいたい記憶の中にあります。それを記憶できている訳は、ホールであれば壁材やホール形式がこうだとこの音、オーディオ機器ではこういう部品だとこういう音、と言うことで記憶していて、ホールの風景や部品構成とともにその音が思い出されるのです。
そう言った観点から、製品の音造りをする際に、音を決める時は、必ず時間をおいて決めます。

essey_20161117

つまり、
1 決まった!、と音が決定してから1日置きます。
2 翌日までの間に、頭の中で、音のシチュエーション(楽曲や使われる場など)を想定して、これで良いか、あるいは見直そうか、と逡巡し翌日を迎え、
3 決定する、あるいは手を加えて完成させる。
という流れを辿ります。

今日のエッセイはここまでとしますが、ついでですから、「ものつくりにおいて、比較検討はどうあるべきか」について、次回書いてひと段落することにしましょう。

 

  
 
 
 
 
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